240720_育成は自己表現

花でも野菜でも子供でも何でも、その人の性格が出てくるものだと思う。

ペットは飼い主に似るとよく言うけれど、まさにその言葉通り。ペットでなくとも世話をしたものは植物であれ動物であれ、育てた人に似るものだと。

とりわけ最近では野菜にもそれを感じられることがある。

几帳面で律儀な人の畑は、お野菜があちこち飛び出ることなく、自分のテリトリー内で伸びてしっかりと実をつける(様に見える)

奔放で元気が取り柄の様な人の畑では、形は何であれとにかく大きく多く、(やや偏りはあるものの)文字通り元気いっぱい育つ(様に見える)

かくいう自分の菜園はどうなのかというと、雑草は伸び過ぎてしまうこともあるし、刈っている最中に新しく目が伸びていることに気がついたり、毎朝朝食前に一通り見ているはずなのに、日中手入れしている最中に実をつけていることに気がつくこともある。

こんな感じで、かなりマイペースにやっているからか、野菜もかなりマイペースなようだ。

友人やご近所さん達は続々と同じ品種のものが収穫しすぎるくらいできているのに、我が家のものは数日に1本がやっととれ始められるくらいなことが往々にある。

人の遅れをとりながら生きてきた自負はあるけれど、野菜も花たちもそれに似ている様な気が、しないでもない。笑

かといって、焦るわけでもないし困っているわけではない。

ただ、野菜も生き物だと思わされるし、生き物を育てることは自己を表現することと紙一重だと、つくづく考えさせられるこの頃なのでした。


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