梅雨前に摘み切った梅のうち、いくらか冷凍庫に入れておいたものを見つけたので、少しとって梅ジャムを作った。
旬の果実を使ったジャム作りが好きで、季節の果実が手に入るとジャムやマーマレードは余るほど作ってしまう。
ぐつぐつ煮える音と部屋に充満する甘い香りで、胸が幸せいっぱいになるジャム作り。でも砂糖もふんだんに使うので、罪悪感も拭えないのが実のところ。
なので(何からかはわからないけど笑)少しだけ許される様な気がする、きび砂糖を使うことが多いのだけれど、そうすると何でも茶色に染まってしまう。
果実の色味も楽しみたいから本当は鮮やかに仕上げたい気持ちと戦いながらも、冷蔵庫に並ぶのは大体茶色いジャム。
今回も同様、梅の色は砂糖の色に負けてしまったけれど、味は悪くないし、ジャムを瓶に詰める時は充足感で満ちている。
できあがった梅ジャムは、甘酸っぱくて梅の香りも充分で、おいしかった。
でも果実のことを思うと、折角の色味を無くしてしまうのも罪悪感が否めないし、バクバク食べるものでもないから、砂糖の種類になんてそこまで拘らなくても良いのかも、とも思った。
今年は引っ越してきた家にたまたま梅の木があって、初めて木から梅を摘んだり拾ったりしながら集めた梅だったからか、余計にそんなことを考えてしまい、
砂糖の中に、自分のエゴまで溶かし込むのは辞めにしよう、とちょっと反省するのでした。
ジャム作りはキッチンが幸せに包まれるひととき。
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